「セーフティー・はーと」を始めるに当たって

連日,いろいろな事件・事故が発生しています。いろんなところで,海,山,川,空,電車の中でも。日本中,安全な場所はないと思われるほどです。本会は,各種災害の知識および技術の向上と普及により産業の発展および社会の福祉に貢献することとしています。私たち普及委員会では,セミナーや講演会を企画・実施してきましたが,事件・事故の発生が多岐にわたっていることから「専門家の目線から,地域住民や市民の目線にたった」企画も必要ではないかと感じています。そのためには,私たちから情報の発信をまず行い,見ていただいた方からご意見や要望を聞かせてもらう必要があるとの認識に立ち,メンバーが交代で日々の生活や事件・事故で感じたことをありのままに綴ってみようということになりました。


メンバーは大学の先生から企業や研究機関の研究者,企業の安全・保安の担当者等さまざまです。勝手ながら,ここでは,所属する団体とは離れて個人の立場で自由に発言します。また,本会の見解を表明しているわけではありません。皆様方の忌憚のないご意見・ご感想をお寄せ下さい。

セーフティー・はーと

第61号 カンボジアの地雷処理

2004年2月2日 14時26分

小川 輝繁 <横浜国立大学 大学院>
昨年12月にカンボジアの地雷処理を視察した。カンボジアの地雷処理の組織はカンボジア地雷対策センター(CMAC)である。

第60号

2004年1月19日 14時25分

フェロー 飯塚義明   <㈱三菱化学科学技術研究センター>
私事で恐縮ですが,昨年3月に環境安全工学研究所の所長職を退任し、6月には、定年退職を迎えました。引き続き、研究組織が独立した研究センターに勤務をしています。

第59号 今こそ自主管理の徹底を

2004年1月5日 14時24分

西 茂太郎
2004年の新年が明けました。今年こそ良い年にしたいと誰もが思っておられることと思います。それにしても昨年は安全に携わる者にとっては色々と苦難の一年であったと思います。

第58号 生き物に学ぶ

2003年12月15日 14時23分

佐藤研二 <東邦大学>
先ほど金沢工業大学において開かれた安全工学発表会では,安全の意味について考えさせられる2件の特別講演があった。

第57号 CSRに思う

2003年12月1日 14時22分

天野 由夫 <出光興産 安全環境室>
最近、CSR(Corporate Social Responsibility)という言葉を耳にする機会が多くなって来ている。CSRは簡単に言うと企業の社会的責任であり、企業が社会の一員として持続的に事業を展開するため果たすべき責任のことである。

第56号 廃棄物処理施設における火災・爆発事故

2003年11月17日 14時21分

安田憲二
最近、廃棄物処理施設における火災・爆発事故が多発している。例として、第51号で取り上げた8月19日の「三重ごみ固形燃料発電所」における爆発事故のほかに、11月5日の早朝に神奈川県大和市で発生した「生ごみ処理機」の爆発事故などがある。

第55号

2003年11月4日 14時20分

西 晴樹  <独立行政法人 消防研究所>
平成15年9月26日に発生した十勝沖地震では、行方不明者2名、負傷者844名などの人的被害、1676棟の住家被害、火災4件などの被害が発生した(平成15年10月23日20:00現在)。

第54号 国立大学法人化

2003年10月20日 14時20分

土橋 律
国立大学は、平成16年4月から法人化することが決まっている。法人化により組織運営など様々な点が変化するが、安全衛生管理においては、適用法規が人事院規則から労働安全衛生法(安衛法)に変更となる。

第53号 2003年7~9月の火災爆発事故

2003年10月6日 14時19分

田中 亨
産業施設での火災爆発事故が多発しています。セメント工場石炭サイロの爆発(7月22日)、ごみ固形燃料(RFD)発電所でのRDF貯蔵タンク火災(8月14日)と同じタンクの爆発火災事故(8月19日)、

第52号

2003年9月16日 14時18分

高野研一
今朝、全国の国立大学の病院での事故防止の取組みに変化が起きているとの報道がNHKで紹介されていた。