「セーフティー・はーと」を始めるに当たって

連日,いろいろな事件・事故が発生しています。いろんなところで,海,山,川,空,電車の中でも。日本中,安全な場所はないと思われるほどです。本会は,各種災害の知識および技術の向上と普及により産業の発展および社会の福祉に貢献することとしています。私たち普及委員会では,セミナーや講演会を企画・実施してきましたが,事件・事故の発生が多岐にわたっていることから「専門家の目線から,地域住民や市民の目線にたった」企画も必要ではないかと感じています。そのためには,私たちから情報の発信をまず行い,見ていただいた方からご意見や要望を聞かせてもらう必要があるとの認識に立ち,メンバーが交代で日々の生活や事件・事故で感じたことをありのままに綴ってみようということになりました。


メンバーは大学の先生から企業や研究機関の研究者,企業の安全・保安の担当者等さまざまです。勝手ながら,ここでは,所属する団体とは離れて個人の立場で自由に発言します。また,本会の見解を表明しているわけではありません。皆様方の忌憚のないご意見・ご感想をお寄せ下さい。

セーフティー・はーと

第101号 水俣病50年に思う

2006年2月10日 13時47分

伏脇裕一
今年は,公害の原点とされる水俣病を行政が公式に確認してから,5月1日で50年の節目を迎えました。

第100号

2006年1月15日 13時45分

土橋 律 <東京大学>
2006年新年最初のセーフティー・はーとです。読者の皆様には,本年もよろしくお願いいたします。

第99号

2005年12月26日 13時35分

田中 亨
ここしばらく,石油・化学産業では,全国紙の紙面に載るような大きな事故も無く,平穏な状態が続いております。皆様の努力の成果と言えましょう。

第98号 ものには限度が...

2005年12月6日 13時33分

西 晴樹 < (独) 消防研究所>
以前,危険物保安に非常に尽力されている神戸市の化学会社の会長の方と話をする機会があったのですが,その中で「最近は,日本に名立たる企業で頻繁に火災事故が起きていますが,その理由はどのようにお考えでしょうか」という質問を率直にぶつけてみました。

第97号 制度体制か,はたまた価値観か

2005年11月6日 13時32分

高野研一 < (財) 電力中央研究所>
1999年以降,企業の不祥事や事故が相次いでいる。事故の形態や起こった業界によって原因や経緯は様々であるが,スケジュール優先,過去に学んでいない,潜在リスク軽視等の共通点も見られる。

第96号 リスクとは?

2005年10月20日 13時29分

大谷英雄 <横浜国立大学>
JIS Q 2001によれば,リスクとは「事態の確からしさとその結果の組合せ,又は事態の発生確率とその結果の組合せ」となっている。

第95号 真夏のできごと

2005年10月17日 13時27分

上野信吾 <(株)三菱総合研究所>
関西電力・美浜発電所3号機で二次系配管破損による蒸気漏れ事故が起こったのは,1年前のお盆休みの直前であった。

第94号 スペースシャトルの打ち上げ成功

2005年9月21日 13時24分

板垣晴彦 <(独)産業安全研究所>
約2年半ぶりにスペースシャトルが打ち上げられた。予定通りであり順調に進んでいるとのこと,再開までの困難を乗り越えた関係者の成功をまずは祝したい。

第93号 システムの安全設計

2005年8月20日 13時21分

天野 <出光興産>
安全の職務に携わる者として,決していい話題ではありませんが,最近,新聞紙上で産業事故等が大きく取り上げられています。

第92号 安全のゴールはあるのか?

2005年8月13日 13時19分

岡田 <三井化学分析センター>
先日,会社主催の九十九里浜 約70kmを歩く(走ってもよい)という行事に参加しました。 
参加したのは,今回で3回目です。1回目は,新入社員の時,2回目は,2年前,です。 残念ながら,過去2回は,天候や体調不良で70km完歩できずに悔しい思いをしていました。 今度こそは70km踏破しようと朝4時から延々と歩き始めました。